- 2歳と5歳の娘がいます。常に上の子どものやっている工作や遊びを、下の2歳が邪魔してしまいます。どうすれば兄弟喧嘩を辞めさせられるでしょう?
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よく上の子どもの遊びは準備されているのに、下の子どもの「仕事」(作業)は用意されていないことが多いようです。そうなると「何もすることが無い」2歳児は当然、お姉ちゃんのやっているところに行き、未だ自己コントロール力が弱い時期の妹はどうしても手を出してしまうことが多いです。
こんな時、ぜひ2歳児に「じゃがいもをタワシで洗う」「ゆで卵の殻をむく」「トウモロコシの皮をむく」「イチゴのヘタを取る」などのワンアクションかシンプルな道具を使ったお手伝いを紹介してあげましょう。きっと作業に夢中になって、お姉ちゃんのやっていることよりも、自分の目の前の作業に集中するようになるでしょう。同時に、上の5歳児にも工程の長い調理活動や新しいお手伝いを紹介し、姉妹それぞれが個々の作業を楽しめるといいですね。 - 絵を描いたあと、5歳の娘は必ず「わたし上手?」と聞いてきます。また何かお手伝いをした後「わたしエライでしょ?」と聞いてきます。どう返事すればよいでしょう?
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本来、絵画は自分が好きだから描くもので、大好きな先生やママに「上手だね」と言われるために描くのではなく、また良い行いも褒められるためにするのでもありません。
もし毎回「上手だね」とか「エライね」と大人がいうと、子どもは褒められないと安心できなくなっていくでしょう。それは本当の自立ではありませんね。
その反対に「今日はたくさん赤を使ったんだね」、「長い時間、絵を描いていたね」、「今日は丸や三角、たくさん形を描いたんだね」など、あるがままの事実を伝えるだけで十分な場合が多いです。
またどうしても「上手か否か」を聞いてくる場合は「あなたはどう思う?」と本人に感想を聞いてあげてもいいのですね。
自立の援助を大切にしているモンテッソーリ教育。ぜひ認める言葉のレパ-トリーを増やしてみませんか?
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